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What's New! EFF

EFFのイベントの予告/報告や
Panasonic NPO サポートファンド(環境分野)のスケジュールなどについてお知らせします。
ブラジル : アマゾン熱帯林保護活動 -近況レポート-
EFFは、2008年より現地NPO ASFLORA(アマゾン森林友の会)と共に、ブラジル・アマゾンでの森林農業(アグロフォレストリー)普及支援活動を行っています。

その成果は、決して大きなものではありませんが、序々に参加者の輪は拡がっており、支援しているエスペジット・リベイロ入植者協会からは、とても喜ばれています。
今年は、入植者の人々がアグロフォレストリーへの理解を深め、この農業システムが生活向上に繋がることを実感してもらうため、年間計画に先進地域の研修を組み込みました。そして、去る4月12日・13日の2日間トメアス農業協働組合・トメアス文化協会・サンタ・バルバラ市のEMATER(州農業指導所)のご協力により、研修旅行が実現しました。
早速、現地から報告が届きましたので一部ご紹介させていただきます。

● 報告者:現地NGO Asflora(アマゾン森林友の会)佐藤卓司 氏
● 実施日:2011年4月12・13日
● 参加者:19名
     ・エスベジット・リベイロ入植者・・・14名
     ・サンタ・バルバラ市EMATER(州農業指導所)・・・3名
     ・Asflora(アマゾン森林友の会)・・・2名


【12日】
午前10時からトメアス文化協会会館で、アグロフォレストリー研修会が始まりました。会館では、併設されている移民資料館を見学し、開拓初期にマラリアで多くの犠牲者を出したことなど、トメアス移住地の82年間の歴史を学び、数々の入植者たちのご苦労に思いを馳せました。

ジョゼ氏の畑の様子

次に、トメアス農業協働組合・文化協会からアグロフォレストリー支援を受けているトメアス第4区というコミュニティを訪ねました。
ここでは、5年前からトメアス農業協同組合理事・小長野さんの指導の下、15人が力を合わせて営農向上に取り組んでいます。生産者協会の会長ジョゼ・マリア氏は、15ヘクタールにアグロフォレストリー・システム(SAF)を導入し、パッションフルーツ、胡椒、クプアス、カカオ、アサイ椰子の実などの生産を始めています。今年の粗収入は、10万レアイス(500万円余)が見込めるとのことです。              

大木が点在する36年の畑を見上げる

その後、36年経ったアグロフォレストリーの畑を見せてもらいました。
ここで組合理事・小長野さんから”森をつくる農業”アグロフォレストリーについて説明を受け、参加者一同さらに理解を深めることが出来ました。

そしてこの日、最後の訪問地は小長野さんのお兄さんの農場でした。
ここは、カカオとアサイ椰子の混植が見事で、農場全体に灌水施設が行き届いています。アサイの実は、需要が多く引っ張りだこですが、端境期にも灌水によって収穫を上げ、良い値段で販売していると説明を受けました。
チョコレート原料となるカカオ豆は、1m高の木枠の中に果入れられてバナナの葉で覆い4日間発酵させた後に乾燥させます。最近、明治製菓がトメアス産限定カカオ豆使用のアグロフォレストリーチョコレートを売り出しました。包装には、「森をつくる農業」で栽培されたカカオ豆と記されています。

   
   農場主の説明に聞き入る参加者          カカオの発酵槽          明治製菓のチョコレート  

【13日】
朝7時半に宿舎を出て小長野さんご自身の農場に8時に到着しました。
農場では、SENAR(農村教育機関)による安全講習会が開かれていて、訪問した私共を紹介してくださり、その場でSENARの各種農村講習の仕組みを説明してくれました。
その後、小長野さんからカカオやクプアスーの接ぎ木の仕方、各肥料要素や施肥の方法など教えて頂きました。収穫量・生産性の向上の経験談に、全員真剣に耳を傾け、実学に則った素晴らしい小長野さんの農業知識と、200ヘクタールの農場経営で立派な収益をあげている姿に魅了されたひと時でした。

    
     安全講習会の様子         丁寧に説明してくださる小長野さん     畑でもらったカカオを抱える参加者 

午後は、JICAアマパ州プロジェクトで、アグロフォレストリー指導を足掛け5年も続けておられる高松寿彦氏の農場を見学しました。
左下の写真は、油椰子をバナナ、カカオ、インガ(樹木)、アサイその他と混植をするアグロフォレストリーの実験圃場。化粧品会社Naturaによる委託試験圃場で、2ヘクタールの試験区2カ所があります。
この他、森のような農場をみせていただき、参加者で記念写真を撮りました。
   
  アグロフォレストリーの実験圃場           森のような農場           全員で記念撮影

今回、我々の訪問日程のために労を惜しまずご協力してくださった関係者の皆様に深謝いたします。また、エスペジット・リベイロ入植地のミランダ会長他、熱心に研修を行った参加者にも、その意欲に敬意を表します。4月19日には、今回の訪問成果をエスペジット・リベイロ部落で披露する集会を持つそうです。
今後の入植者の人たちの頑張りぶりが、とても楽しみです。

| イベント予告/報告 | 00:00 | - | - |