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EFFのイベントの予告/報告や
Panasonic NPO サポートファンド(環境分野)のスケジュールなどについてお知らせします。
奈良 森林整備活動報告
今回、EFF新スタッフとして初めて奈良の間伐作業に参加しました。山仕事自体初めてだったので、スタッフというより一参加者として周りの人に教えてもらいながら、慣れない作業に一生懸命取り組みました。その時の作業内容と感想を、以下にまとめてみました。さくらんぼ

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間伐作業日の11月15日は、例年より気温が高く、山の上でも思ったより寒くなかったので作業をするには良い天候となった。また、参加者も奈良のサイトでは過去最大の150人近くとなったため、急遽施業する場所を広げての作業となった。 

私が参加した9班の作業地は、想像以上に急な角度となっていたので、ここで初心者が作業をするのは大変なのではないかという印象を受けた。隣にはプロによってすでに間伐が行われた場所があったが、そこと比べると林間も暗く、木々も密生していてかなり荒れた森林という様相だ。

実際、作業地に足を踏み入れてみると、日頃の運動不足もあり、やはりその斜面を登っていくだけでも大変で、改めて林業従事者の方々の過酷な環境と大変さを、痛感した。しかし、班長とサブリーダーによる間伐見本作業は、足場の悪さなど感じさせないほどスムーズで、あっという間に終了し、その“匠の技”にとても驚いた。

そして、実際に自分が作業する番になり、間伐の行程の一部であるのこぎりで木の半分程度まで切込む「追い口」の作業をしたのだが、わずか5分足らずの作業でかなり息切れし、見るのと実際に作業するのでは、大きな違いだと思った。

伐採された木は、胸高直径15cmで他の木に比べても細い方だったが、それでも樹齢30年程度と聞き、木は思っていた以上に、長い年月をかけて成長していることを改めて実感した。

また、間伐の作業半ばから切った木の一部搬出も行っていたが、間伐する木が倒れる方向や、搬出する木材に気をつけ、互いに声を掛けコミュニケーションをとりながら作業することが、事故などを防ぐ為には非常に重要だと思った。

木の搬出段階で間伐された作業地を見ると、すでに間伐されていた場所と同じ程度までではなかったが、作業前よりも林間が明るくなっており、充実感と共に森林整備の大変さを
ひしひしと感じた。

作業に参加されている他の方も、斜面ですべったり転んだりというハプニングに見舞われながらも、時に真剣に、時に笑いながら作業していたのが、印象的だった。


午後は、吉野高校教諭の指導の下、今回3回目となるチェーンソー講習会が実施され、連続してこの講習に出席している数人の参加者が「椅子づくり」を行った。

丸太から椅子を作っていく作業は、学生時代の“技術”の授業を思い出すようだったが、チェーンソーの音と木を切っていくときの迫力は、普段見慣れていない私にとってはヒヤヒヤするものだった。

また今回チェーンソー講習を受けるのが初めてという人は、別の場所でスイッチの入れ方・エンジンのかけ方など初歩的なところから教えてもらい細い丸太を輪切りにする作業を行ったが、一見すると簡単そうな作業も実は、エンジンをかけることでさえ難しかったりと、やはり間伐同様、見るのと自分で実際に作業することは大きく違うと思った。

チェーンソーを使うと直径15cmほどの丸太は、あっという間に輪切りにでき、のこぎりであんなに苦労したことが簡単にできるのかと、少しがっかりする一方、ジェイソンを彷彿させる回転するチェーンソーの歯を目の前にするとその危険性も強く感じた。

輪切りにした丸太はヒノキで、その切った断面からは特有の良い匂いがし、普段なかなか嗅ぐことがない“森の匂い”にとても感動した。また、作業した多くの人は、記念にと輪切りになったヒノキをお土産として持ち帰っていたのが、非常に印象的だった。

今回、人生初の森林整備作業だったが、どの作業も写真や映像から想像していたものよりずっと過酷なもので、日々林業に従事している方の大変さを非常に強く感じるとともに、
実際に作業前・後の森林を見たことで間伐など継続的な森林整備が、人の手が入った森林において如何に重要なものであるかということに改めて気付かされた。

日本には、まだまだ間伐が必要な森林が数多く存在する。“自分の目で見る”・“体験する”という機会をより多くの人が得られるようにできれば、それに伴い森林の重要性を認識していく人も増えるのではないかと今回の森林整備を通じて思った。今後そういった場を提供する取組みを増やしていけるようにするためにも、自分自身ももっと様々な現場を目で見て、体験していきたいと思った。
| イベント予告/報告 | 14:17 | - | - |